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GS1データバーの標準化

一般消費財用の新しい標準シンボル
2010年1月から、従来のEAN(JAN)シンボルに加えてGS1データバーが、一般消費財分野の新しい標準バーコードシンボルとして利用できるようになります。
業界や商品を問わずオープンに利用できるシンボルの登場は、JANシンボル・ITFシンボル以来のことです。

GS1データバーは、GS1(旧国際EAN協会/Global Standard 1=ジー・エス・ワン)の標準バーコードシンボルの中で最も新しい1次元シンボルで、EAN(JAN)やUPCシンボルに比べて、同じ量のデータをより少ないスペースで表示できるのが特徴です。
また、シンボルによってはアプリケーション識別子(AI/Application Identifier)を用いて、GTIN(国際商品識別コード/Global Trade Item Number=ジティン)以外に製造年月日、有効期限、ロット番号などの商品属性情報を追加表示できるのも大きな特徴です。

GS1データバーは、1990年代半ばに当時の北米のコード機関UCC(現・GS1US)の主導で開発を開始。99年に仕様が確定し、一部のシンボルは2001年にはヘルスケア分野におけるGS1標準シンボルとなっています。 開発当初からRSS(Reduced Space Symbology=省スペースシンボル)と呼ばれていましたが、07年2月から現在のGS1データバーに改称されました。


4種類のシンボルが標準化
GS1データバーの標準化は、06年5月のGS1理事会で承認されました。
今回、標準シンボルとして認められたのは3系統7種類あるシンボルのうち、小売業で利用されている定置式POSスキャナー(全方向読取スキャナー)で読み取り可能な次の2系統4種類のシンボルです。

  • GS1データバーオムニディレクショナル(標準型) [#sc6dedb8]
  • GS1データバースタック・オムニディレクショナル(標準2層型) [#m5be59a7]
  • GS1データバーエクスパンデット(拡張型) [#tbeddb33]
  • GS1データバーエクスパンデット・スタック(拡張多層型) [#lb8c71b0]

いずれもGTINの14桁を表現することができ、エクスパンデット系はAIを使って複数の商品属性情報を追加表示することもできます。

GS1データバーの標準化によって、これまでマーキンができなかった小物商品や、曲面のあるバラ売り青果物のようにマーキングが難しかった商品への利用が見込まれます。
さらに、食の安心・安全に関心が高まるなか、AIを利用して生産情報や消費・賞味期限を表示することにより、品質管理やトレーサビリティ(生産履歴追跡)などへの利用も期待されています。

JANシンボルは引き続き使用可能
GS1データバーの標準化で注意することは、全ての商品のバーコード表示がGS1データ化するのではないということです。GS1データバーが標準化された後も、EAN(JAN )シンボルは従来通り使用できます。

GS1データバーは、EAN(JAN)やUPCシンボルに取って代わるのではなく、バーコード表示の省スペース化や商品の属性情報などを表示するのに適したシンボルとして、従来のEAN(JAN)シンボルとは補完関係にあります。

表示スペースがEAN(JAN)シンボルで十分取れる場合や、商品識別コード以外の詳細情報を追加する必要がない場合は、現在の表示をGS1データバーに切り替える必要はありません。



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