バーコードナンバリングとシリアルナンバリング
ナンバリングとは、各種帳票・チケット・商品券などに番号を付すことで、通常連番などのシリアルナンバリングとバーコードナンバリングがあります。
シリアルナンバーやバーコードの可変情報の印刷は「可変(バリアブル)印刷」で行います。
可変印刷はパソコンのデータベースと連動させて、1枚ごとに違う内容の情報を専用の印刷機で印刷する方式です。
【バーコード屋さん】は、この可変印刷を得意としており、バーコードナンバリングはNW-7 やCODE128などあらゆるバーコードに対応いたします。
ところで、シリアルナンバリングに用いる番号には、通常連番・スキップ番号・親子式番号など様々な種類がありますが、今回は「ランダムナンバー(乱数)」を取り上げました。
乱数の利用
『大字林』(三省堂)によると「乱数」とは、『出現する値に規則性のない数。出現する数の統計的な特徴により、一様乱数・正規乱数などの種類がある。
通常、コンピューターでは完全な乱数ではなく、必要な範囲内で乱数とみなせる擬似乱数を用いる。』とされています。
乱数は秘密鍵の生成など暗号でよく利用されているほか、実験計画やシミュレーションでも利用されています。身近なところでは、サイコロ(ダイス)の出目も乱数のひとつです。
最近は、キャンペーンやプロモーションにおける乱数の利用が注目されています。
例えば、ランダムナンバーを印字したカードをキャンペーン対象商品に付け、その商品を買ったお客様をカードに印刷されているQRコードからキャンペーンサイトへ誘導し、カードに印字されているシリアルナンバーを入力して抽選に応募させるという方法があります。
魅力的な景品が当たるというインセンティブを付加してお客様の購買意欲を刺激し、キャンペーンサイトへ誘導することで、お客様のメールアドレスを取得することもできます。
そして、メールを活用して効率的な顧客の囲い込みをするなど、ケータイとランダムナンバーの利用は着実に成果を挙げています。
乱数の種類
乱数は、そのとる値や分布によって次のような種類に分類されます。
- 【2進乱数】
「0」と「1」(あるいは「−1」と「1」)がランダムに現れるような乱数。
- 【自然乱数】
自然数がランダムに現れるような乱数で「0」を含むことが多い。 *自然数/個数もしくは順番を表す一群の数のこと。
- 【一様乱数】
ある有限の区間を区切って、その区間内で全ての実数が同じ確率(基数)で現れるような乱数。
- 【正規乱数】
正規分布を持つ乱数で、工学においてはホワイトノズルとして利用されます。 *正規分布/ド・モアブルが2項分布の近似として発見した確率分布のこと。
乱数の生成法
乱数は生成方法によって次の2種類があります。
- 擬似乱数:何らかのアルゴリズムによって生成する乱数
- 物理乱数:物理的な操作によって生成する乱数
*アルゴリズム
物事を進めていくための明確な手順、特に問題を解くための手順のこと。
実際によく使われるのは擬似乱数で、コンピューターが当たり前の現代社会では「乱数=擬似乱数」が一般的です。
擬似乱数は計算によって生成するため、作り方がわかれば理論的には予測可能であり、また内部の初期値(シード)がわかれば先に計算しておくこともできます。
コンピューターがなかった時代は、「乱数賽(さい)」や袋に入れた乱数カードを引き出すといような方式で生成していました。
*乱数賽
1〜0の全ての数字が10分の1の確率で現れるように作られたサイコロ。
物理乱数は、熱雑音とか原子核分裂など本質的にランダムな自然現象を利用する手法ですが、測定が面倒だったり測定レベルで情報が偏ったりするため、現実にはあまり採用されていないようです。
擬似乱数生成法
代表的な擬似乱数生成法には次の二つの手法があります。
下記の「乱数とは」で計算例をご覧いただけます。
- 【平方採中法】
初期値に適当な「a」を決めてそれを2乗します。求めた値の中央にある必要な桁数を採って乱数とし、それを2乗して求めた値の中央にある必要な桁数を採って次の乱数とし・・・。これを繰り返して乱数とする方法です。
- 【混合合同法】
計算式「ap+q=a´」に適当な「a」「p」「q」を代入します(必要な桁数が採れれば何でもよい)。 求めた値「a´」の中間あたりの必要な桁数を乱数として採用し、それを新たな「a」として再び計算式に代入し・・・。これを繰り返して乱数とする方法です。
どちらの生成法もずっと繰り返していれば、いつかは最初の数字に一致する数値が現れますが、それは平方採中法の方が早く現れます。
また、平方採中法は偶数桁を採る時にしか使えないこともあり、一般的には混合合同法を使う方が多いようです。
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